苦茶油はツバキ科のコチャの木の実から搾油した植物性オイルです。

天然植物油で台湾では「高級 健康油」と呼ばれ、日本でも徐々に注目されています。

成分にはオレイン酸が約80%も含んでいる他、ビタミンE、カテキンも含んでいるのが特徴で、中でもオレイン酸の効能から健康にいいといわれるたくさんの効果に期待が寄せられています。

植物油として人気が高く、日本でもよく使用されている「オリーブオイル」もオレイン酸のが多く含まれていますが、そのオリーブオイルよりもオレイン酸の含有量が多いのが「苦茶油」となり、台湾では高級オイルとして親しまれています。

オレイン酸

オレイン酸（オメガ9）には、悪玉コレステロール値を下げるが、善玉コレステロールを減らさないという効能があります。

高血圧や心疾患などの生活習慣病の予防にも効果があると言われ、消化吸収を助け、腸の働きを活性化させる効果にも期待できます。

また、便秘の改善にも効果があり、便通がよくなることで美肌効果にも期待できる他、消化吸収がいいので胃もたれも少なくなります。

ビタミンE

ビタミンEは、活性酸素の活動を抑え、抗酸化力の作用が強く、血管の老化を防ぐ効能があります。

血流を促し、血行不良による肩こりや腰痛予防、冷え性の改善にも効果を与えます。

また、アンチエイジング効果が期待されるビタミンEは、細胞の老化を防ぐ作用があり、シミやシワのなどの肌の老化防止にも効果的です。

カテキン

カテキンには、悪玉コレステロールを減少させ、体脂肪を落とす効果があります。がん予防、抗菌作用、美肌効果にも期待できます。

苦茶油はオリーブオイル同様、食用として使う他、化粧品としても使用されます。

食用として

苦茶油は熱に強い油で酸化しにくいという特徴を持ちます。そのため、野菜炒め や 天ぷら、肉、焼魚など、高温で加熱する料理に使用されます。

香りや味に癖がないため、サラダのドレッシングやスープに加える他、バターの代わりにパンにつけて食べることもあります。癖がないことから、デザートのアイスクリームやヨーグルトのソースとしても使われ、健康や美容のためにそのまま飲用することもあるそうです。オイルでありながらベタベタせず、食材の味を引き立たせることができるオイルです。

化粧品として

保湿力に優れている苦茶油は、肌の乾燥を防ぐスキンケアや髪に潤いや艶を与えるヘアケアなどの化粧品としても使用されています。

花蓮に住む、とある大学生は長い年月、胃の痙攣に苦しんでいました。

苦茶油は胃や心臓血管の病気を助けます。

長い間、胃痙攣に悩んでいた青年は、苦茶油を飲むことで症状が改善したことから、自らの手で苦茶油の製造を始めます。そして、彼は大学在学中の18歳で起業家となります。

彼の手がけた「苦茶油」は、またたく間に人気となり、2018年の Superior Taste Award (優秀味覚賞)で2つ星を受賞するなど、数ある苦茶油の中でも、最も品質の高いオイルの製造を行っているのが「東一厳選」の苦茶油となります。